Skills セクションの書き方 — 業種別に選ぶ Hard Skills / Soft Skills の見本
英文レジュメの Skills 欄で何を書き、何を書かないか。Hard Skills と Soft Skills の分け方、Hospitality・Retail・Office など業種別の例、日本人ならではの強みの見せ方を解説します。
英文レジュメの Skills セクション、とりあえず「Microsoft Office」「Communication」「Teamwork」と並べて終わりにしていませんか? 実は Skills は、採用担当者が数秒でざっと目を通す場所であり、同時に ATS (応募者管理システム) がキーワードを拾う場所でもあります。この記事では、何を書いて何を書かないか、業種ごとの選び方、そのまま使える英語表現をまとめます。
Skills セクションの役割: 「求人票との答え合わせ」
AU の求人では、Skills は「あなたが何でも屋であること」を示す欄ではなく、求人票の要件に対して「できます」と即答する欄です。担当者は求人票の Key Requirements と見比べながら読むので、求人に書いてある言葉とできるだけ同じ単語を使うのがコツです。
- 求人票が "barista experience" と書いているなら、Skills も "Barista" や "Espresso machine operation" と書く
- "POS" と書いてあれば "POS systems (Square, Lightspeed)" のように具体名を添える
- ATS 対策の詳しい話は ATS を通す英文レジュメ にまとめています
Hard Skills と Soft Skills を分けて考える
| 種類 | 意味 | 書き方 |
|---|---|---|
| Hard Skills | 測れる・証明できる技術 (機械操作、ソフト、資格) | Skills 欄に箇条書きで具体名を書く |
| Soft Skills | 人柄・働き方 (コミュニケーション、責任感) | 欄に単語だけ並べず、職務経歴の実績で見せる |
"Good communication skills" と書くだけでは誰でも書けるので、評価されにくい表現です。Soft Skills は Skills 欄よりも、職務経歴の箇条書きで証明するほうが説得力があります。
Weak: Strong communication skills
Better: Greeted and served 80+ customers per shift, resolving complaints on the spot
数字と動詞の使い方は Action Verb 集 に例文を多めに載せています。
業種別: Skills 欄に入れる例
下はあくまで「自分が本当にできることだけを選ぶ」ための見本です。経験のない項目は書かないでください (面接で聞かれて困ります)。
Hospitality (カフェ・レストラン)
- Espresso machine operation and milk texturing
- POS and cash handling
- Table service and food running
- Food safety and hygiene awareness
- RSA (Responsible Service of Alcohol) — 取得済みの場合のみ
Retail (販売)
- Customer service and product knowledge
- POS, stock replenishment, and visual merchandising
- Cash handling and end-of-day reconciliation
- Handling returns and exchanges
Office / Admin
- Microsoft Office (Word, Excel, Outlook) — Excel なら "pivot tables, VLOOKUP" など具体的に
- Data entry with high accuracy
- Email and phone correspondence
- Scheduling and calendar management
Construction / Warehouse / Cleaning
- Manual handling and workplace safety practices
- Use of hand and power tools (使えるものだけ)
- Following SOPs and site instructions
- Forklift licence — 保有している場合のみ。免許名は正式名称で書く
業種別の全体像は Hospitality 向けレジュメ完全ガイド や Retail 向けレジュメ も参考になります。
日本人ならではの Skills を忘れない
日本語ネイティブは、AU では立派な Skill です。Languages を Skills に紛れ込ませず、独立した行で書きましょう。
Languages: Japanese (Native), English (Conversational — customer service level)
英語レベルは盛りすぎないのが鉄則です。"Fluent" と書いて面接で詰まるより、"Conversational" と正直に書いて、実際の接客経験で補うほうが信頼されます。詳しくは Bilingual をレジュメでどう売り込むか を読んでみてください。
書き方チェックリスト
- 求人票の言葉をそのまま 3〜5 個拾って Skills に反映した
- 全体で 6〜10 項目程度に絞った (多すぎると薄まる)
- 「Hard working」「Quick learner」など誰でも書ける表現を並べていない
- 最近の応募先の業種に合わせて順番を入れ替えた
- Australian English のスペル (organisation, licence) になっている
- 資格・免許の名称が正式名称になっている
資格・許可の確認は公式サイトで
White Card や RSA など、業種によって必要な資格や許可の要件は州ごとに異なります。働く権利 (就労条件) や雇用上のルールは、Fair Work Ombudsman の公式情報で最新を確認してください。ビザの条件も変わることがあるため、Home Affairs で最新の情報を見るようにしましょう。
まとめ
Skills セクションは「持っているもの全部」ではなく、応募する求人に合わせて選んだ証拠です。Hard Skills は具体名で、Soft Skills は職務経歴の実績で見せる、という分担を意識すると、同じ経験でもぐっと伝わりやすくなります。ワーホリレジュメのウィザードでは、Skills 欄の入力から AU 向けの英語表現に整える作業までまとめて試せるので、まずは今のレジュメの Skills を 1 つ見直すところから始めてみてください。