カナダのワーホリで使える英文レジュメの書き方 — 基本フォーマットと応募前の準備
カナダのワーキングホリデーで仕事を探すときの英文レジュメの書き方を、はじめての人向けに解説します。写真なし・1〜2 ページの基本フォーマット、書かない方がいい個人情報、SIN の取得や仕事探しの方法まで、応募前に押さえたいポイントをまとめました。
カナダのワーキングホリデー (IEC: International Experience Canada) で働くなら、まず必要になるのが英文レジュメ (Resume) です。
カフェやショップでも、オンライン応募でも、最初に見られるのはレジュメ。日本の履歴書とは考え方がかなり違うので、「何を書いて、何を書かないか」を先に押さえておくと迷いません。
この記事では、カナダで通用するレジュメの基本フォーマットと、応募前にやっておきたい準備をまとめます。
💡 このサイトはもともとオーストラリア向けのレジュメ作成サービスです。オーストラリアとカナダのレジュメは共通点が多いので、違いもあわせて正直に書いていきます。
カナダのレジュメは「写真なし・1〜2 ページ」が基本
カナダのレジュメは、日本の履歴書のような決まった書式がありません。そのかわり、次のような「暗黙のルール」があります。
- 写真は貼らない: 見た目ではなくスキルと経験で判断してもらうため。貼ると逆にマイナスになることもある
- 1〜2 ページ: ワーホリでアルバイトに応募するなら 1 ページで十分
- 新しい職歴から順に書く (Reverse Chronological)
- 箇条書きで、動詞から始める:
Served,Managed,Trainedなど
書かない方がいい個人情報
カナダでは、採用の公平性の観点から、仕事と関係のない個人情報は書かないのが一般的です。
- 生年月日・年齢
- 性別・既婚かどうか・子どもの有無
- 国籍・出身国・宗教
- SIN (Social Insurance Number) — 個人情報なので、レジュメには絶対に書かない
書くのは「名前・電話番号・メールアドレス・住んでいる都市 (と州)」くらいで十分です。LinkedIn があれば URL を添えても OK。
レジュメの構成 (上から順に)
基本の構成はこの 5 ブロックです。
- Contact Information: 名前、電話番号、メール、都市名 (例:
Vancouver, BC) - Summary (Profile): 3〜4 行の自己紹介。経験・強み・今探している仕事
- Work Experience: 職歴。会社名・役職・期間・箇条書きで実績
- Education: 最終学歴。日本の大学名は英語表記で
- Skills / Certifications: 語学力、POS 操作、資格など
Summary の例:
Friendly and reliable customer service worker with 3 years of experience in busy cafes in Tokyo. Skilled in espresso preparation, cash handling and teamwork. Currently on an IEC Working Holiday open work permit and available for full-time or part-time roles.
電話番号と住所はカナダ式に
到着後はカナダの携帯番号を取って、レジュメに載せましょう。カナダの番号は +1 から始まり、(604) 555-0123 のように市外局番を括弧で書く形がよく使われます。日本の番号のままだと、採用担当が電話をかけにくくなります。
住所は番地まで書かなくても大丈夫です。Toronto, ON のように都市名と州の略称で十分です。
就労資格は「1 行で」伝える
国籍やビザの細かい種類を書く必要はありませんが、ワーホリの場合は働ける状態であることが伝わると、採用担当は安心します。
Eligible to work in Canada (open work permit valid until Aug 2027)
のように、Summary の最後か Contact Information の下に 1 行添える人が多いです。
ワーホリの対象年齢・滞在期間・募集の流れは国ごとに条件が決まっていて、年によって変わることもあります。必ずカナダ政府の公式ページ International Experience Canada (canada.ca) で最新情報を確認してください。
応募前にやっておきたい準備
SIN (Social Insurance Number) を取得する
カナダで働いて給料を受け取るには、SIN という 9 桁の番号が必要です。オーストラリアの TFN にあたるもので、到着後すぐに申請しておくと、内定が出たときに慌てずに済みます。
申請方法や必要書類は、カナダ政府の公式ページ Social Insurance Number for temporary residents (canada.ca) にまとまっています。
州ごとの資格を確認する
飲食店でお酒を出す仕事には、州ごとの資格が求められることがあります。たとえば、ブリティッシュコロンビア州 (BC) では Serving It Right、オンタリオ州では Smart Serve という名前です。オーストラリアの RSA に近いもので、持っていれば Certifications 欄に書きましょう。
求人の探し方
- Job Bank: カナダ政府の求人サイト jobbank.gc.ca。職種ごとの仕事内容の説明も参考になる
- Indeed などの求人サイト: オンライン応募が中心
- レジュメの手渡し: カフェやショップでは、店頭でマネージャーに渡す方法も今でも使われている
このサイトのツールはカナダでも使える?
正直にお伝えすると、このサイトの レジュメ作成ツール はオーストラリア形式で作られています。カナダで使う場合は、次のように考えてください。
そのまま使える部分
- 日本語で入力した職歴を、動詞から始まる英語の箇条書きに整える部分
- 写真なし・シンプルな構成・PDF 出力という基本の形
自分で直した方がいい部分
- 電話番号と都市: 入力欄にカナダの番号 (
+1 ...) と都市名 (Vancouver, BCなど) を入れる - ビザ欄: 「その他のビザ」を選び、
IEC Working Holiday (open work permit)などと入力する - スペル: ツールはオーストラリア英語で整えます。カナダでも
colourやcentreはそのまま通じますが、organiseはorganizeのように -ize で書くことが多いので、気になる単語だけ直しておくと安心です
構成と英語表現の土台はそのまま使えるので、「ゼロから英語で書くのは大変」という人は、まずツールで下書きを作ってから、上の部分だけカナダ式に直すのがおすすめです。
まとめ
- カナダのレジュメは写真なし・1〜2 ページ・新しい職歴から
- 年齢・国籍・SIN などの個人情報は書かない
- 就労資格は 1 行で伝え、電話番号はカナダの番号に
- 到着したら SIN を取り、州ごとの資格も確認する
日本の履歴書との違いをもっと詳しく知りたい人は、日本の履歴書と英文レジュメの違い も参考にしてください (オーストラリア向けの記事ですが、考え方はカナダでもほぼ同じです)。