ニュージーランドのワーホリ CV の書き方 — Referees と IRD 番号まで、応募前の準備ガイド
ニュージーランドのワーキングホリデーで仕事を探すときの英文 CV の書き方を解説します。写真なし・2 ページ前後の基本構成、NZ でよく求められる Referees の書き方、IRD 番号の取得、オーストラリアのレジュメとの違いまで、はじめての人向けにまとめました。
ニュージーランド (NZ) のワーキングホリデーで仕事を探すとき、まず用意するのが英文の CV です。
NZ では、オーストラリアやカナダで「Resume」と呼ばれるものを CV (Curriculum Vitae) と呼ぶことが多いですが、中身はほぼ同じ。日本の履歴書とは違い、決まった書式はなく、「仕事に関係あることだけを、読みやすく」まとめた書類です。
この記事では、NZ で通用する CV の基本と、応募前に済ませておきたい準備をまとめます。
💡 このサイトはもともとオーストラリア向けのレジュメ作成サービスです。NZ とオーストラリアの CV はとても近いので、違いも含めて正直に書いていきます。
NZ の CV の基本ルール
- 写真は貼らない: NZ の採用担当は写真を求めていません
- 生年月日・年齢は書かない: 性別や既婚かどうかも不要
- 2 ページ前後: アルバイトなら 1〜2 ページで十分
- 新しい職歴から順に書く
- シンプルなフォントと、はっきりした見出し
NZ 政府 (Tertiary Education Commission) のキャリア情報サイト Tahatū Career Navigator (tahatu.govt.nz) にも、仕事探しの進め方がまとまっています。現地の仕事探しの雰囲気をつかむのに、一度目を通しておくと安心です。
CV の構成 (上から順に)
- Contact Details: 名前、電話番号、メール、住んでいる都市
- Personal Statement (Profile): 3〜4 行の自己紹介
- Work Experience: 職歴。会社名・役職・期間・箇条書きで実績
- Education: 最終学歴
- Skills: 語学力、POS 操作、運転免許など
- Referees: 推薦者 (NZ ではここが大事)
Personal Statement の例:
Hard-working and positive team member with 2 years of experience in hospitality and retail in Japan. Comfortable working outdoors and in fast-paced environments. Currently on a Working Holiday visa and available immediately for seasonal or casual work.
電話番号は NZ の番号に
NZ の携帯番号は +64 21 123 4567 のような形です。現地の SIM を手に入れたら、すぐに CV の番号を書き換えましょう。採用担当は日本の番号には電話をかけてくれないことがほとんどです。
Referees — NZ では 2 名を用意しておく
NZ の採用では、Referees (推薦者) に連絡を取るのがごく一般的です。多くの雇用主が 2 名の Referees を求めます。
CV の最後に、次の形で書いておきます。
Referees Ken Sato — Store Manager, ABC Cafe (Tokyo) Email: ken.sato@example.com | Phone: +81 90 1234 5678
ポイントは 3 つです。
- 必ず事前に本人の了承を取る: 英語で連絡が来るかもしれないことも伝えておく
- 連絡先が最新か確認する: 退職した上司などは特に注意
- 英語でやりとりできる人がいれば理想的: 難しければ、日本の上司でもメールで対応してもらえるようにお願いする
NZ で一度働いたら、そこのマネージャーに Referee をお願いしておくと、次の仕事探しがぐっと楽になります。
応募前にやっておきたい準備
ワーホリビザの条件を確認する
日本国籍の NZ ワーホリビザは、対象年齢や滞在できる期間、必要な資金などの条件が決まっています。条件は変わることがあるので、必ず NZ 移民局の公式ページ Japan Working Holiday Visa (immigration.govt.nz) で最新情報を確認してください。
CV には、ビザの細かい条件まで書く必要はありません。Working Holiday visa holder – available immediately のように、働ける状態であることを 1 行で伝えれば十分です。
IRD 番号を取得する
NZ で働いて給料を受け取るには、IRD 番号 (税務用の番号) が必要です。オーストラリアの TFN にあたるもので、届け出が遅れると高い税率で源泉徴収されてしまうことがあります。
申請方法は NZ 内国歳入庁の公式サイト ird.govt.nz で確認できます。IRD 番号は CV には書かず、採用が決まってから雇用主に伝えます。
求人の探し方
- 求人サイト: Seek や Trade Me Jobs などのオンライン求人が中心
- 季節労働 (Seasonal Work): キウイフルーツやりんごなどの収穫・パッキングの仕事は、ワーホリに人気
- 手渡し: カフェやショップでは、店頭で CV を渡す方法も今でも使われている
オーストラリアのレジュメとの違い
オーストラリアと NZ の CV は、とてもよく似ています。主な違いは次のとおりです。
| オーストラリア | ニュージーランド | |
|---|---|---|
| 呼び方 | Resume が多い | CV が多い |
| 電話番号 | +61 ... |
+64 ... |
| 税番号 | TFN | IRD 番号 |
| Referees | 書くことが多い | 書くことが多い (2 名が目安) |
| スペル | 英国式 (organise) |
英国式 (organise) |
スペルも英国式で共通なので、オーストラリア向けに作った CV は、連絡先を変えるだけでほぼそのまま使えます。
このサイトのツールは NZ でも使える?
このサイトの レジュメ作成ツール はオーストラリア形式で作られていますが、NZ とオーストラリアは CV の文化が近いので、かなりの部分がそのまま使えます。
そのまま使える部分
- 日本語で入力した職歴を、動詞から始まる英語の箇条書きに整える部分
- 英国式スペル (
organise,colour) での英文 - 写真なし・シンプルな構成・PDF 出力
自分で直した方がいい部分
- 電話番号と都市: 入力欄に NZ の番号 (
+64 ...) と都市名 (Aucklandなど) を入れる - ビザ欄: 「その他のビザ」を選び、
Working Holiday visa (New Zealand)などと入力する - Referees: ツールには Referees 欄がないので、PDF とは別に用意するか、応募メールに書き添える
まとめ
- NZ の CV は写真なし・2 ページ前後・新しい職歴から
- Referees は 2 名を目安に、事前に了承を取って用意する
- ビザの条件は immigration.govt.nz、IRD 番号は ird.govt.nz で確認
- オーストラリアの CV とほぼ同じなので、連絡先を変えればそのまま使える
推薦者の頼み方をもっと詳しく知りたい人は、リファレンス (Referees) の基本 も参考にしてください (オーストラリア向けの記事ですが、NZ でも考え方は同じです)。