Casual と Part-time の違い|AU の雇用形態とレジュメの書き方
Casual・Part-time・Full-time の違いは、勤務時間の保証と有給休暇の有無。Casual loading の考え方と、職歴欄・面接での伝え方を整理しました。
Casual・Part-time・Full-time は、オーストラリアの雇用形態の 3 区分です。違いは主に「勤務時間が保証されるか」と「有給休暇があるか」の 2 点です。
| Casual | Part-time | Full-time | |
|---|---|---|---|
| 勤務時間 | 決まっていない (シフトごと) | 決まった時間数を継続 | 週のフルタイム相当 |
| 有給休暇 (Annual leave など) | 基本なし | あり (働く時間に応じて) | あり |
| 時給への上乗せ | Casual loading あり | なし | なし |
| 辞めるときの予告 | 緩やか | 必要な場合が多い | 必要な場合が多い |
ワーホリで最初に見つかる仕事の多くは Casual です。この記事では、3 つの違いを整理したうえで、レジュメと面接で雇用形態をどう伝えるかを説明します。
Casual・Part-time・Full-time の違い
Casual (カジュアル)
シフトごとに声がかかる働き方です。勤務時間の保証がない代わりに、その分を補う Casual loading (時給への上乗せ) が付くのが一般的です。有給休暇は基本的にありません。カフェ、レストラン、小売、イベントスタッフなどに多い形態です。
Part-time (パートタイム)
週あたりの勤務時間がおおむね決まっていて、継続して働く形態です。有給休暇などの権利が、働いた時間に応じて発生します。Casual loading はありません。
Full-time (フルタイム)
週のフルタイム相当で働き、有給休暇などの権利もあります。ワーホリの短期滞在では、見つけにくい形態でもあります。
Casual loading の具体的な率や、各雇用形態の権利の詳細は、業種ごとの Award (労働協約) によって変わる場合があります。最新の情報は Fair Work Ombudsman の公式サイトで確認してください。給与明細の見方や権利の相談先は 働く人の権利をまとめた記事 で扱っています。
求人広告の「Casual」はどう読む?
求人に "Casual position" とあれば、勤務時間が固定ではなく、シフトに応じて働く前提です。面接では次の点を確認しておくと安心です。
- 週にどのくらいのシフトが入る見込みか
- シフト (Roster) はいつ、どの方法で知らされるか
- 繁忙期と閑散期で、シフトの量が変わるか
- 時給に Casual loading が含まれているか
聞き方の例です。
"Could you tell me how many shifts a week I could expect?" "How far in advance is the roster released?"
シフトが少ないと生活費が足りなくなることもあるので、応募の段階で見込みを確認しておくのがおすすめです。
レジュメの職歴欄に雇用形態を書く
職歴欄には、職種名のあとに括弧で雇用形態を添えるのが AU では一般的です。
Barista (Casual) | Cafe Example, Sydney NSW
Jan 2026 - Present
- Prepared an average of 80+ coffees per shift during weekend peaks
- Trained 2 new team members on espresso machine operation
ポイントは次の 3 つです。
- 雇用形態は括弧で短く: "Barista (Casual)" のように書きます。長い説明は不要です
- 日本のアルバイト経験は "Part-time" と書く: 日本の「アルバイト」「パート」は Part-time または Casual と訳すのが自然です。勤務実態に合うほうを選んでください。迷う場合は Part-time で通じます
- 数字は実績だけ: 例のような数字は、実際の自分の数字に置き換えてください
職歴全体の書き方は、Hospitality 向けレジュメ完全ガイド や Retail 向けレジュメの記事 で業種別に解説しています。
応募したい雇用形態をどう伝えるか
Personal Statement や Cover letter、面接では、希望の雇用形態を一言で示しておくと採用側が判断しやすくなります。
Seeking a casual or part-time hospitality role in Melbourne.
Available weekdays and weekends, and able to start immediately.
希望が Full-time だけの場合も、Casual から始められるなら "open to casual roles that may lead to permanent positions" のように柔軟性を示すと、選択肢が広がります。ただし、本当に受けられない働き方を書かないでください。
勤務できる曜日・時間帯は、レジュメの Availability の欄でも伝えられます。ビザによって就労時間に制限がある場合は、その内容と矛盾しない書き方にしてください。ビザの就労条件は変わることがあるので、最新の内容は Department of Home Affairs の公式サイトで確認しましょう。
日本語のまま入力してレジュメを作る
「Casual と Part-time、どちらで書けばいいか」「職歴を英語でどう書くか」で手が止まるなら、ワーホリレジュメで日本語のまま職歴を入力すると、AU 標準の表現に整えた英文レジュメを作れます。雇用形態の欄も含めて、あとから編集できます。
まとめ
- Casual は勤務時間の保証がない代わりに、Casual loading が付くのが一般的
- Part-time は継続的に働き、有給休暇などの権利がある
- 職歴欄は "Barista (Casual)" のように括弧で雇用形態を添える
- 面接ではシフトの量と Roster の出し方を確認する
- 権利や金額の詳細は Fair Work Ombudsman の公式サイトで最新を確認する